保護猫こむぎ

ご飯を食べなくなった分離不安症の保護猫こむぎ

分離不安症の保護猫こむぎ
komugi-and-me

「こむぎ」が突然ご飯を食べては戻し食べては戻しをくり返し、とうとう全くご飯を食べなくなった。

私が50代で人生で初めて一人暮らしをはじめ、人生で初めてお迎えした保護猫こむぎ。

娘たちと別れてひとりぼっちになり、寂しくて寂しくて生きがいを失ってしまった毎日を変えてくれた私の小さなナイト。

2年保護前にも同じ事があった。

どうしてこんな事になったのか。

猫を多頭飼いしようと思っている方の参考になれば幸いです。

原因は猫風邪と分離不安症

不安分離症の保護猫こむぎ

保護猫こむぎ がご飯を食べなくなった原因は、猫風邪と分離不安症が原因でした。

これは、私の知識と配慮のなさがまねいてしまった出来事です。

我が家には保護猫こむぎを含め、3匹の保護猫がいます。

2023年6月に3匹目の保護猫きなこ は保護したときから猫風邪がひどく治療を続けてきましたが、慢性的な症状として一生付き合っていかなければいけません。

「慢性的な症状として残っていても、他の猫にはうつらない」と医師から言葉を信じて先住猫2匹とあわせましたが、結果的には子猫が家族に加わったストレスと猫風邪が感染してしまったのが事の始まりです。

こむぎ は私が人生で初めてお迎えした保護猫で、性格はとても穏やかで甘えん坊。

3匹目の保護猫きなこ をお迎えした事による、ストレスと猫風邪のまんえんで我が家に起こった事がこむぎ を精神的に追い込んでしまった。

医師が「うつらない」と言った猫風邪が、なぜまんえんしてしまったのか。

こむぎ が、なぜ分離不安症でご飯を食べなくなったのか。

詳しく説明していこうと思います。

猫風邪がまんえんした原因

猫風邪がうつった保護猫カイ

猫風邪が我が家の先住猫にまんえんしてしまった原因は

  • 医師の「うつらない」という言葉を信じてしまったこと
  • 先住猫が子猫を迎えたストレスにより免疫力が落ちたこと

この2つです。

猫風邪はくしゃみや鼻水の症状があればうつる!

3匹目の保護猫きなこ をお迎えした時点で治療は終わっていたものの、くしゃみや涙など猫風邪の症状がありました。

我が家の主治医いわく、くしゃみをしている時点で感染すると言うことです。

人間の風邪もそうですが、くしゃみや咳の症状があれば人に感染します。それと同じです。

きなこ を診察した医師は我が家の主治医とは別の病院で、もしかしたら診察した時にはくしゃみなどの症状は治っていたのかもしれません。

私の知識のなさでまねいてしまった事ですが、くしゃみをしている時点で隔離や病院への受診が必要だったと反省しています。

免疫力がおちると感染しやすい

子猫をお迎えした事でけんかなどの大きなトラブルはありませんでしたが、環境の変化で先住猫2匹は体調を崩していました。

まずは次男の保護猫カイ

体が小さく食が細いカイ は新入りきなこ の事が気になり、いつも追いかけていました。

もともとお腹の調子が悪くなることが多かったカイ は、環境が変わったストレスから下痢が続くようになり免疫力がおち猫風邪に感染。

下痢が続いて体重も減り体力が落ちているところに猫風邪で、うつしてしまった三男きなこ よりも症状が重く何度も病院へ。

治ってはまた猫風邪の症状がでてきて病院という、悪循環の状況でした。

ただ長男こむぎ にはこの時点で猫風邪の感染はなく、ストレスで脱毛してしまった事で通院することになります。

猫風邪に効果あり?ワクチン接種とL-リジン

「猫風邪を予防するには、まずワクチン接種を毎年受けること」と獣医師から言われました。

猫風邪の症状は

  • 鼻水
  • 目やに
  • くしゃみ
  • 元気消失
  • 食欲不振
  • 発熱

猫風邪は、感染猫のくしゃみやせき、鼻水、よだれなどが主な感染源。他の猫とのグルーミングや食器の共有でも感染するリスクが高く、多頭飼いの方は特に注意が必要です。

猫風邪の治療は、対症療法が中心となります。症状に応じて、抗生物質や抗ウイルス薬、解熱剤などの投薬。

なので「うつさない」「うつらない」が大事です。

多頭飼いはワクチン接種必須

猫風邪の原因となるウイルスには、主に以下の3種類があります。

  • ヘルペスウイルス
  • カリシウイルス
  • クラミジア

ヘルペスウイルスは猫風邪の原因となるウイルスの中で最も多く、一度感染すると体内に潜伏し再発することがあります。

カリシウイルスは口内炎や結膜炎などの症状を引き起こし、クラミジアは呼吸器疾患や泌尿器疾患を引き起こします。

猫風邪の予防には、ワクチン接種が有効です。一般的に用いられている予防接種はヘルペスウイルスとカリシウイルスの混合ワクチン。

何度もかかってしまう猫風邪は多頭飼いの場合は特に、毎年必ずワクチン接種を受けて予防することが大切になります。

獣医師もすすめるサプリメント猫用L-リジン

L-リジン

3匹の保護猫を数日おきにかわるがわる動物病院へ受診させ、医療費でパンクしそうな我が家の家計。

猫風邪は一度なるとちょっとしたことで、くしゃみや鼻水が出るようになる。季節の変わり目など免疫力が下がると、特に起きやすい気がする。

その度に病院へ連れて行っていては、この先が思いやられる…… と思い調べていたところ、何人かの獣医師がブログでL-リジンのサプリメントを勧めていました。

慢性的な猫風邪の三男きなこ はもちろん、猫風邪がうつってしまった長男こむぎ と次男カイ も一緒にL-リジンを試してみることにしました。

L-リジン

白き細かい粉末で、私が購入した「金光くん猫用L-リジン」は付属のスプーン1杯〜2杯を症状にあわせて飲ませると記載があります。

スプーン1杯も一度に飲ませるには量が多いように感じたので、3回に分けてご飯にかけて食べさてみます。

L-リジンを振りかけても、我が家の3匹は問題なくご飯を食べました。

試しに小袋を購入したので、3匹にあたえると1ヶ月ももたず……

効果に関しては手応えがありながらも、もう少し続けてみないとはっきりとわからないかな?という感じです。

金光くん猫用L-リジンには他にラクトフェリン入りのものもあり、色々試してみた結果をまたあらためて報告します。

ストレスがかさなり分離不安症で拒食

保護猫こむぎ

長男こむぎ は、私が人生で初めてお迎えした保護猫です。

可愛くて可愛くて在宅で仕事をしていた私は、いつも一緒に過ごしていました。

私が可愛がりすぎてしまったばかりに、私の姿が見えないことが寂しくストレスに感じるようになってしまったこむぎ

3匹目の保護猫きなこ をお迎えするにあたり、こむぎ にたいするケアは十分気をつけていたつもりでした。

ではなぜ、こむぎ がご飯を食べなくなってしまったのか。

それは……

私が仕事のため外出する機会が増え、姿が見えない時間が多くなってしまったから。

3匹を数日おきにかわるがわる動物病院へ連れて行ったため我が家の家計はかなり苦しくなり、少しでも生活の足しになればと仕事を増やした結果、どうしても外出する時間が増えてしまいました。

こむぎ は子猫が加わったストレスで、まず耳の毛が脱毛し始め病院へ。

それにくわえて、私の姿が見えない時間が増えてストレスに。

免疫力が下がったところに猫風邪が感染。さらに不安分離症で食事を食べては戻しをくり返し、食事をいっさい受け付けなくなってしまいました。

完全に私の配慮が足りませんでした。

こむぎ はおとなしく穏やかでかしこく、手のかからないとても良い子。

私の至らなさで、手のかからないこむぎ に負担をかけていました。わかっていたはずなのに…… 完全に私の責任です。

保護猫多頭飼いの難しさ

保護猫多頭飼い

長男こむぎ はとても穏やかで、2匹目の保護猫カイを迎える時も威嚇する事もなく優しく迎えてくれました。

これなら3匹目も大丈夫だろう。

きっと私の中では2匹目を迎えたときと同じように、3匹目も問題なく迎えることができるだろうと安易に考えていたのだと思います。

猫たちはそれぞれ育った環境も違い、性格ももちろん違います。

どんな子が仲間に加わったとしてもストレスはあると思いますが、今回はおとなしい性格の先住猫2匹の中に天真爛漫で活発な子猫が加わったことで2匹の平穏な生活が乱されてしまった。

更に慢性的な猫風邪の症状をもっていたが為に、ストレスと猫風邪のダブルパンチ。

更に長男こむぎ は、一番そばに居てほしい私がいない時間が増えてしまった事によるストレス。

多頭飼育を簡単に考えすぎていました。

ですが、

3匹目の子猫を瀕死の状態で保護したとき、私の頭の中では「保護しない」という選択は思い浮かびませんでした。

里親に出す選択もありましたが、きなこ には慢性的な猫風邪の症状に加えて目に障害もあり、里親探しが難しい状況。

YouTubeの視聴者様からの後押しもありお迎えしたことを、今でも全く後悔していません。

愛猫3匹は、私の大切な子供。

まだまだやんちゃ盛りの三男きなこ は目が離せませんが、これからも3匹の猫主として子供たちを守っていきたいと思います。

愛猫のために決断したこと

愛猫のために決断

2024年を迎え、愛猫のために決断したことがあります。

それは

  • 車を手放す
  • 引越をする
  • 在宅の仕事を増やす

です。

3匹の保護猫と田舎で暮らす主は50代一人暮らし。今住んでいる場所は、車がないと買い物をするのも大変なところです。

ですが、在宅で仕事をしている主が車に乗るのは週1程度。保険や車検など車の維持費もばかにならないと思い、車を手放す決心をしました。

少しでも愛猫たちのために使えるお金を増やし、むやみに外に出る仕事はひかえて在宅のみで生活していこうと決めました。

そして車を手放すと買い物や病院などが不便になることを考え、生活に必要最低限の施設がととのっている地域へ引越。

自然いっぱいのこの家から、少しだけ街中へ移動しようと思います。

この家は長男こむぎ を自然いっぱいの景色の中で生活させてあげたくて、二人で引越してきました。

今では愛猫が3匹に増え、今度は4人で新しい場所で生活を始めます。

私を救ってくれた愛猫たちへ、感謝の気持ちを込めて。これからも恩返しの人生を歩んでいきます。

Rimi

ABOUT ME
Rimi Tachibana
Rimi Tachibana
猫主
50代で初めて一人暮らしを始めた「わたし」が、人生で初めての保護猫「こむぎ」を迎える。
ひとりぼっちの私にいつも寄りそってくれた小さなナイトこむぎ
すっかり猫沼にはまった「わたし」は現在3匹の猫主となり、人生を変えてくれた猫たちへ恩返しの人生を歩み始める。
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